西日本物流センター 竣工式について
2004年03月01日
  • ニュースリリース

 株式会社ツムラ(本社:東京、社長:風間八左衛門)は、かねてから建設を進めていた医薬品の新たな物流拠点である「西日本物流センター」が竣工したため、本日、現地(兵庫県加西市加西南産業団地)にて竣工式を行いました。竣工式には、柏原正之加西市長、藤井博之兵庫県土地開発公社理事長らが出席されました。

 当社の主力製品である医療用漢方製剤は、「漢方医学の普及」を命題とした活動が実を結び、販売数量が増加しています。その結果、既存の静岡配送センターでは、出荷能力を超えることが懸念され、また、立地条件(静岡)から西日本エリアへの配送に時間がかかる等、サービス面での課題がありました。西日本物流センターは、上記課題への対応を主な目的として竣工したものです。

  西日本物流センターの稼動により、出荷能力は静岡配送センターの約1.7倍になります。配送エリアは、富山県、岐阜県および愛知県以西となり、24時間以内に配送可能な地域が、現在の広島県から熊本県、大分県にまで広がり、需要の大きい大阪地区へは当日配送も可能となります。 また、IT制御システムを導入し、自動化設備と人の作業を最適に融合させ生産性の向上を図っています。さらに、日本初となるゾーン制御による搬送システム(モーターローラーコンベヤ式)を採用し、省エネかつ低騒音を目指した業界でも最先端の物流センターとなっています。 西日本物流センターの稼動とともに、静岡配送センターにおける医薬品の物流機能を同センターに移管し、茨城配送センターとあわせて東西2拠点体制とします。

西日本物流センター概要

1.目的 1.医療用医薬品の販売数量増加への対応
2.納品までの時間短縮
3.自然災害を考慮した集積地のリスク分散
4.製品の保管・出荷品質の向上
2.所在地 兵庫県加西市網引町加西南産業団地
3.面積 敷地面積:約15,000平方メートル(約4,000坪)
建築面積:約10,000平方メートル(約3,000坪)
4.業務内容 医薬品(医療用および一般用)の在庫、出庫等の物流管理
5.総工費 約20億円

西日本物流センター設備概要

1.全体コンセプト 自動化設備とIT技術を活用して、医薬品の出荷を保障するフレキシブルな物流センターとする。
2.自動倉庫設備 ラック 4,500棚
クレーン 5基
3.ケースピッキング ピッキングライン  5ライン
ロボットピッキングライン 1ライン
4.詰合せピッキング設備 自動補充用フローラック 2セット
ピッキングカート 4台
POS検品ライン 2ライン
5.ケース搬送
 仕分け設備
モーターローラーコンベヤ式ケースコンベヤ、仕分けソータ 8方向16分岐

※ゾーン制御による搬送システム(モーターローラーコンベヤ式)
 ・・・ケースの流れに連動して、必要なコンベアが自動的に作動・停止するシステム

メリット

・西日本物流センターの出荷能力は、現在、西日本を担当している静岡配送センターの約1.7倍となる。

・配送エリアは、富山県、岐阜県および愛知県以西になり、24時間以内に配送可能な地域が、現在の広島県から熊本県、大分県にまで広がり、需要の大きい大阪地区へは当日配送も可能となる。

・工場と物流拠点が静岡県に集中しているため、自然災害等のリスクが分散できる。

お問合せ先

広報部広報課 担当:磐本
 TEL 03-3221-0158 FAX 03-3221-3776
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