イントロン・リテンション(IR)を用いた"未病"可視化に向けた新たな分子指標の可能性に関する論文掲載のおしらせ
2026年05月11日
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 当社は、北里大学薬学部「健康長寿ゲノム講座」との共同研究を通じて、イントロン・リテンションと呼ばれるRNAの加工状態が、細胞の恒常性(ホメオスタシス)の乱れを反映する上流の調節層に関与し、未病状態を可視化する有望なバイオマーカー(分子指標)となり得る可能性を明らかにしました。 これらの知見は、健康状態の変化を客観的に可視化するとともに、介入効果の評価にも活用できる可能性を示すものであり、未病領域における社会実装を後押しする重要な研究基盤となることが期待されます。
 本研究成果は、当社の長期経営ビジョン「TSUMURA VISION “Cho-WA” 2031」に掲げる PDS(Pre-symptomatic Disease and Science:未病の科学化)の実現に向けた取り組みの一環です。当社は、本成果を起点としたエビデンスのさらなる蓄積を通じて、一人ひとりの状態に寄り添ったヘルスケアの実現と、人々のwell-beingへの貢献を目指してまいります。
 本研究成果は、イントロン・リテンションをテーマとした2報の総説論文として、国際科学誌 International Journal of Molecular Sciences(IJMS) に掲載されています。両総説では、イントロン・リテンションを 「未病状態を可視化する指標」として位置づけ、その生体内での役割を体系的に整理するとともに、今後の応用可能性を示しています。
 イントロン・リテンションを未病指標として活用するための理解と基盤整備が着実に進んできたことを示す内容となっています。

詳しくは、北里大学のホームページをご覧ください。
https://www.kitasato.ac.jp/jp/news/20260508-02.html