健康時の心得


人は病気でない健康な時からあらかじめ慎んで生活すれば、病気にかからないものだ。
それが、病気になってから薬を服(の)んでも治りずらく、治療にも時間がかかる。
日々の小さな欲望を慎んで生活しなければ、大病を得てしまう。
病気でない時に、病苦を思いやって、 禍(わざわい)を避けよ、と益軒さんは教える。
原文「病なき時、かねてつゝしめば病なし。病おこりて後、薬を服しても病癒(いえ)がたく、癒る事おそし。小慾をつゝしまざれば大病となる。
(巻第 6 ・慎病)
人は病気でない健康な時からあらかじめ慎んで生活すれば、病気にかからないものだ。
それが、病気になってから薬を服(の)んでも治りずらく、治療にも時間がかかる。
日々の小さな欲望を慎んで生活しなければ、大病を得てしまう。
病気でない時に、病苦を思いやって、 禍(わざわい)を避けよ、と益軒さんは教える。
原文「病なき時、かねてつゝしめば病なし。病おこりて後、薬を服しても病癒(いえ)がたく、癒る事おそし。小慾をつゝしまざれば大病となる。
(巻第 6 ・慎病)