君子医

医者になったならば、人を救うことに尽くす君子医(くんしい)にならねばならない。
決して、おのれの利益だけに走る小人医(しょうじんい)になってはならない。
(中略)
医学は病者を救うための術であるので、病家の身分の貴賤(きせん)や経済的な貧富(ひんぷ)に関係なく、平等に心を尽して病気を治さねばならない。

益軒さんは医学を志し、医者となったならば、みんなに尊敬される君子医にならねばならないと説いている。


【原文】
「医とならば、君子医となるべし。小人医となるべからず。(中略)医は病者を救はんための術なれば、病家の貴賤貧富の隔へだてなく、心を尽して病を治すべし。」

(巻第6・ 択医)