会食
親しい友だちと会食するとき、豪華な食事で美食するとつい食べ過ぎてしまう。
飲食で満足感を味わいたいあまり、食べ過ぎ、飲み過ぎが度を超すと身体に禍を招く基(もと)になってしまう。
花は半開に見て、酒は微酔(びすい)に飲む、という言葉があり、飲食もほどほどにするのがよい。
興に乗るあまり、暴飲暴食の戒を忘れてはならない。
飲食の欲望を恣(ほしいまま)にすれば禍となる。
楽(たのしみ)を極限まで味わうのは、悲(かなしみ)の基となる。
益軒さんは会食で羽目を外すなと教えている。
【原文】
「交友と同じく食する時、 美饌(びせん)にむかへば食 過(すぎ)やすし。飲食十分に満足るは禍(わざわい)の基もとなり。 花は半開に見、酒は微酔(びすい)にのむといへるが如くすべし。興(きょう)に乗じて戒を忘(わす)るべからず。慾を恣(ほしいまま)にすれば禍となる。楽(たのしみ)の極まれるは悲(かなしみ)の基なり。」
(巻第3・飲食・上)