ツムラ健康経営
社員一人ひとりが、いつまでも活き活きと生活できるよう、ツムラでは「健康宣言」を制定し、健康意識を高め、社員の健康づくりを支援していきます。
ツムラ健康宣言
ツムラグループは、パーパス「一人ひとりの、生きるに、活きる。」を掲げる企業として、人々の健康に貢献し、社会のwell-beingに寄与することを目指しています。
そのためには、社員一人ひとりが心身ともに健康であり、個々の能力を最大限に発揮できる職場環境が必要不可欠であると考えています。
ツムラグループは、社員が養生※を通じて自発的に健康維持・増進に取り組めるよう支援するとともに、安心して働ける職場環境を築くことを宣言します。
- ツムラでは養生を「栄養(食)・運動・睡眠・ストレスに留意し、身体が本来持っている自然治癒力を高め、健康増進をはかることで心も身体も快適に生きていくこと」と考えています。
経営メッセージ
ツムラグループは養生を中心としたツムラらしい健康経営を通して、社員が心身ともに健康で、能力を最大限発揮できる職場環境を作ることで生産性向上、エンゲージメント向上、潜在能力開発、漢方薬的組織※の実現に繋げ、パーパスを掲げた理念経営を通して、人々の健康に貢献し、社会に寄与することを目指しています。
具体的には養生やツムラ生活習慣改善アクション等を実践し、健康関連指標やエンゲージメント指標を毎年改善させることを目標に取り組んでいます。
代表取締役社長CEO
- 生薬はそれぞれが多くの成分を含み、薬能を有していますが、他の生薬と組み合わせることで新たな薬理作用が得られます。当社では、この生薬と漢方製剤の関係性を会社組織に当てはめ、生薬を「人」「部門」に、漢方薬を「部門」「会社」に例え、調和の保たれた組織薬的組織を目指しています。
推進体制図
ツムラグループでは、経営トップが健康経営責任者として、重要な企業戦略として健康経営を経営会議や執行役員会で協議・審議・意思決定を行い推進していきます。また健康経営の中心組織である人事部が、労働組合、健康保険組合、産業保健スタッフ(産業医・保健師)や各拠点担当者と連携しながら、健康経営の施策を企画・推進し、従業員一人ひとりへの浸透を図っています。
【ツムラ健康経営推進体制図】
「ひとつでも始めて延ばそう健康寿命」
養生の基本である生活習慣に課題があると捉え、ツムラ生活習慣改善アクション「ひとつでも始めて延ばそう健康寿命」を推奨し、生活習慣の改善に取り組んでいます。
ツムラ生活習慣改善アクション
『ひとつでも始めて延ばそう健康寿命』
- 今すぐ、禁煙を!
- 週に2日は休肝日(お酒はほどほどに)
- バランスのとれた食生活を
- 身体活動量を増やしましょう!(例:階段利用や家事など)
- 1日8000歩、歩きましょう!(例:ウォーキング、買い物など)
- 適正体重を維持しましょう!
- 座りすぎには注意
- 有休をとって、心身をリフレッシュ
各取り組み
【養生講演会】
名古屋学芸大学健康栄養研究所研究所長である下方浩史先生をお招きし、養生講演会を開催しました。
【食関連】
本社社員を対象に、日頃の野菜摂取量を見える化するベジチェック体験イベントを開催し、約300名が参加しました。イベントに合わせて、保健師による食事指導や食生活に関する動画を配信し、食生活を見直し改善する機会になりました。
【運動関連】
創業130周年を迎えた日に、有志社員で弊社歴史の地を巡りながら清掃活動を実施しました。また、【理念活動】×【地域貢献】×【健康】をキーワードに、各事業所ごとに定期的に清掃活動を実施しています。
東京薬業健康保険組合主催のウォーキング大会に、2022年度は167名参加し、運動習慣を向上する機会になりました。
【女性の健康関連施策】
希望する35歳未満の女性社員に全額会社負担でHPV検査を実施し、63名の社員が受検しました。
また、検査に先立ち、『知っていれば怖くない 子宮頸がん』と題したオンライン説明会を開催し、29名が参加しました。説明会の参加者からは「早期発見のための定期的な検診の重要性を実感することができた。」などの感想がありました。
当社は、誰もが不調を無理に我慢することなく、心地よく生きられる健やかな社会を目指し、2021年に#OneMoreChoice プロジェクトを発足しました。このプロジェクトは、社会課題解決を通したコミュニケーション活動として社内外に対して取り組んでおります。 社内に対しては、従業員が隠れ我慢をしない企業を目指して「#OneMoreChoice アクション」を2022年4月に施行しました。休暇制度の拡充など、従業員の健康課題に対する取り組みも進めています。
<#OneMoreChoice アクション>
- 婦人科検診は全社員が費用負担なしで受診可能
- 生理休暇の社内名称を「Female ケア」へ変更
- 社員の休暇制度の拡充 -誰もが不調でも休みやすい制度へ-
指標一覧
指標分類 | 内容 | 単位 | 2021年度実績 | 2022年度実績 | 2031年度目標値 |
---|---|---|---|---|---|
取り組み状況を表す指標 | 二次検査受診率 | % | 79.8 | 82.1 | 100 |
特定保健指導受診率(40歳以上) | % | 44.6 | 25.5 | 30.0 | |
乳がん検診受診率(35歳以上) | % | 59.2 | 68.8 | 80.0 | |
子宮頸がん検診受診率(35歳以上) | % | 54.1 | 63.8 | 80.0 | |
意識変容・行動変容を表す指標 | 喫煙率 | % | 19.1 | 18.8 | 10.0 |
運動習慣がある※1 | % | 28.4 | 29.2 | 50.0 | |
身体活動を実施している※2 | % | 40.3 | 42.1 | 20.0以下 | |
勤務中に眠気がある※3 | % | - | 26.3 | 10.0以下 | |
健康関連の最終的な指標 | メンタルリスク者比率 | % | 14.5 | 16.6 | 10.0以下 |
有所見率(血圧) | % | 25.6 | 25.7 | 20.0 | |
有所見率(血糖) | % | 15.7 | 16.4 | 12.0 | |
有所見率(脂質) | % | 40.9 | 41.0 | 35.0 | |
プレゼンティーイズム | % | 96.7 | 96.0 | 98.0 |
- ※11回30分以上の軽く汗をかく運動を週2回以上、1年以上実施している。
- ※2日常生活において、歩行又は同等の身体活動を1日1時間以上実施している。
- ※3勤務中に眠気があることが週に3回以上ある。
- ※4ストレスチェック(PRAS)結果より、本来の業務遂行能力を100としてプレゼンティーイズムを算出しています。(2022年度 回答者数2,964名 回答率99,0%)
外部認定・外部取組
外部認定
健康経営優良法人
健康企業宣言 [健康企業宣言Step 2](金の認定)2020年度・2021年度
外部取組
スマートライフプロジェクト