立冬 次候
地始凍(ちはじめてこおる)
11月12日〜11月16日頃
七十二候は「地始凍(ちはじめてこおる)」を迎えました。いよいよ本格的な紅葉の季節です。夜の冷え込みは少しずつ進んでいきますが、日本の11月は小春日和に恵まれることも多く、昼のあたたかさと夜の冷え込みが交互に訪れます。この寒暖差が、木々の葉を鮮やかに染め上げていきます。
「凍てる」は冬の季語ですが、身を切るような寒さが本格化するのは、年を越した小寒や大寒の頃です。海に囲まれた日本では、寒さは一気にではなく、ゆっくりと深まっていくのが特徴です。
この時期には衣替えを終え、寝具を整え、食卓にも冬の味が並びはじめます。今年も無事に冬を迎えられたという安堵とともに、「今年初めて」の香りやぬくもりに、小さな喜びを見つける季節でもあります。
「小春日和」の名の通り、この頃には季節はずれの花が咲くことがあります。これを「返り花」といいます。すっかり葉を落とした枝先にちりんと咲く一輪の花を見つけると、心にポッと灯がともったようなあたたかさを覚えます。
「日向ぼっこ」も冬の季語です。気温は低くても、背中に射す陽ざしがぽかぽかとあたたたかく感じられ、思いのほか強い太陽の力に気づかされる日があります。
映像で観る季節の移り変わり ―生きる、72の季節―
※二十四節気七十二候にはさまざまな解釈があり、時期や季節を表す名称が異なる場合があります。

