大寒 次候

水沢腹堅(さわみずこおりつめる)

1月25日〜1月29日頃

「腹」には厚いという意味があり、流れる水にも厚くて堅い氷が張る頃をさします。

小寒 次候は「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」。地中の水がゆっくりと動き出すことを伝えていますが、気温は上がってはまたぐっと下がり、凍てつく寒さが身にしみます。毎年、最低気温が記録されるのは「水沢腹堅」の時期になることが多いそうです。まさに大寒の真ん中です。

氷は溶けたり凍ったりを繰り返すことで、次第に厚くなっていきます。

御神渡(おみわた)りは冬の諏訪湖特有の自然現象です。朝晩の寒暖差によって氷の膨張と収縮が繰り返され、湖面の氷がせり上がって、南北に長い山脈のように盛り上がります。その神秘的な景色は、諏訪大社の男神が下社の女神に会いに通う道筋と伝えられてきました。

身近なところでも、バケツに張る薄氷や、軒下に垂れ下がる氷柱(つらら)など、氷の世界はさまざまなところで目にすることができます。

窓ガラスの表面に葉のような模様が浮かび上がる霜羊歯(しもしだ)。花のようにみえる霜の華。鳥の羽根や小枝に思わせるものなど、わずかな条件の違いによって多様な姿が現れます。寒い時期ならではの、美しい自然界の造形です。

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