環境(E)

環境マネジメント

ISO14001認証取得状況

本社を統括拠点としたマルチサイト認証を取得しています。

(2023年9月末現在)

社名 認証範囲(組織名) マルチサイト
認証取得・移行日
サイト単独
認証取得日
取得率
株式会社ツムラ 生産本部 生産企画部 生産管理課 2019年1月26日 2019年1月26日 ツムラ国内医薬品製造工場3拠点
(静岡工場、茨城工場、石岡センター)
の取得率100%
静岡工場 2001年3月26日
茨城工場 2001年5月28日
石岡センター 2015年7月13日

基礎情報

本ESGデータ集について

ツムラは2018年より「統合報告書 INTEGRATED REPORT」を発行し、中長期的視点で当社の企業価値向上の取り組みをご理解いただくことをめざしています。
本ESGデータ集は、「統合報告書 INTEGRATED REPORT」を補完するもので、第1期中期経営計画に沿って、サステナブルな社会実現に貢献すべく、さまざまな取り組みを、詳細なパフォーマンスデータとともに掲載しています。
今後もマルチステークホルダーの皆様との対話の中で頂戴した貴重なご意見・情報に基づき、有益で質の高いデータ集をめざしていきます。

報告対象組織

ツムラ単体 日本 本社・支店営業所、静岡工場、茨城工場、研究地区、石岡センター
グループ会社 日本 株式会社ロジテムツムラ
株式会社夕張ツムラ
中国 上海津村製薬有限公司、天津津村製薬有限公司
深圳津村薬業有限公司、盛実百草薬業有限公司
ラオス LAO TSUMURA CO.,LTD.

報告対象期間

2022年4月1日~2023年3月31日 ツムラ単体、国内グループ会社
2022年1月1日~2022年12月31日 中国、ラオスグループ会社

参考にした主なガイドライン

  • 環境省「環境報告ガイドライン」(2018年版)
  • 環境省「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル(Ver4.9) 」
  • 環境省・経済産業省「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver.3.3)」
  • 経済産業省・国土交通省「ロジスティクス分野における CO2 排出量算定方法 共同ガイドラインVer.3.2」(2023年版)

第三者検証

2009年度から継続して認証機関による第三者検証を毎年受けています。
検証を行ったデータには★を付記しています。

報告データ数値について

各項目のデータ数値は、単位未満を四捨五入しているため、内訳の計と合計が一致しない場合があります。

環境に関する規制遵守の状況

  • 2022年度は規制当局からの指導、勧告、命令、処分を伴う環境関連法規制などの違反はありませんでした。
  • 国内外の事業所において環境に関する法規制を遵守しています。

エネルギーや物質の流れ

INPUT(単位)

エネルギー ★

購入電力 114,845 千kWh
ガソリン 921 k l
灯油 279 k l
軽油 231 k l
A重油 23 k l
C重油 296 k l
液化石油ガス
(LPG)
12 t
都市ガス 16,859 千Nm3
蒸気 120,553 GJ

化学物質(PRTR制度届出対象物質)

アセトニトリル 5.2 t
塩化第二鉄 93.4 t
キシレン 0.2 t
1,2,4-トリメチルベンゼン 0.2 t
メチルナフタレン 0.3 t
クロロホルム 0.6 t
ノルマル-ヘキサン 0.8 t

水資源 ★

河川水 1,644 t
上水 414,127 t
工業用水 373,375 t
地下水 1,275,800 t

原料

生薬 15,694 t
その他の医薬品 7,326 t

容器包装資材

2,344 t
プラスチック 3,382 t
アルミニウム※1 820 t
ガラス 0 t
ダンボール 1,972 t

物流用燃料※2

軽油 957 kl

OUTPUT(単位)

生産量

医薬品エキス顆粒生産量 12,572 t

大気排出

温室効果ガス※3 108,530 t-CO2
NOX 6.44 t
SOX 0.00 t

水域排出

総排水量 ★ 1,734,160 t
COD 10.20 t
窒素 2.43 t
リン 0.19 t

廃棄物 ★

総排出量 38,086 t
●一般廃棄物排出量 603 t
●産業廃棄物排出量 37,483 t
最終処分量 52 t

物流からの排出※2

CO2 2,474 t-CO2
NOX 18 t

3R

廃棄物の再資源化率 ★ 99.9% %
水の再利用率※4 56.0% %

1 医薬品のフィルムに含まれるアルミ箔の重量です。

2 ロジテムツムラほか外部委託先における物流用燃料および物流からの排出は省エネ法の改良トンキロ法で算出し、その結果を軽油の量に換算しています。
中国国内および中国から日本への輸送分は含みません。

3 温室効果ガス:
中国の電力・蒸気排出係数は当局で公表されている排出係数を使いました。
ラオスの電力排出係数は水力発電を利用しているため参照していません。(係数0)

4 静岡・茨城両工場、上海津村において水使用全体の中で再利用している水量が占める割合(3サイト平均)です。

地球温暖化防止

気候変動によるリスクとツムラの取り組み

気候の変化は、原料生薬の生育条件・収量の変化、生薬価格の高騰、高温多湿化などによる原料生薬や医療用漢方製剤の品質への影響など、 原料生薬栽培から調達までのサプライチェーン全体に影響を与えます。
ツムラグループでは自社管理圃場の拡大、生薬栽培技術の普及といったサプライチェーンを通じた適応の取り組みに加えて、 エネルギー効率の高い技術・設備の導入といった省エネ・省資源対策を実施することで気候変動リスクの緩和に取り組んでいます。

温室効果ガス(GHG)排出量と原単位

地域 単位 2018 2019 2020 2021 2022
日本 t-CO2 59,353 61,925 62,978 60,203 66,959
中国 t-CO2 27,743 33,398 32,493 35,025 40,476
ラオス t-CO2 965 1,097 1,016 1,341 1,096
合計 t-CO2 88,062 96,420 96,487 96,570 108,530
原単位(顆粒生産量) t-CO2/t 8.14 8.93 8.54 8.78 8.63
顆粒生産量 t 10,824 10,800 11,292 10,996 12,572
売上高 百万円 120,906 123,248 116,413 129,546 140,043

掲載対象:Scope1およびScope2のみとなります。

温室効果ガス排出量の推移

Scope1、2、3 GHG排出量の推移★(t-CO2

2018 2019 2020 2021 2022
Scope1 32,061 36,441 37,637 39,385 42,972
Scope2 56,195 59,977 58,850 57,184 65,558
Scope3 2,276 2,260 211,938 246,865 254,107

2020年度分から企業活動による排出(Scope1、2)に加え、サプライヤーや顧客からの排出(Scope3)の該当する
 すべてのカテゴリの算定に着手し、バリューチェーン全体のGHG排出量を算定しています。

Scope区分の内訳

各Scopeでの把握対象は以下のとおりです。

区分 カテゴリ 算定対象活動項目
Scope1 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出
(燃料の燃焼、工業プロセス)
ツムラグループ事業所における以下の使用量
・都市ガス  ・LPG  ・A重油  ・C重油
・灯油  ・軽油  ・社有車の燃料使用量
・フロン漏洩排出量など
Scope2 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出 外部から供給された以下の使用量
・電力使用量  ・熱(蒸気)使用量
Scope3 Scope1、Scope2以外の間接排出
(事業者の活動に関連する他社の排出)
GHGプロトコルが定める15のカテゴリのうち、該当するすべてのツムラグループの事業活動

Scope3 GHG排出量★

ツムラグループは脱炭素社会実現に向けて、バリューチェーン全体の温室効果ガス排出量の全体像を可視化し、気候変動リスクへの緩和・適応策に取り組んでいきます。
その一環として、2020年度分から企業活動による排出(Scope1、2)に加え、サプライヤーや顧客からの排出(Scope3)の該当するすべてのカテゴリの算定に着手し、バリューチェーン全体のGHG排出量を算定しています。

ツムラグループ Scope3 GHG排出量

ツムラグループのGHG排出量 2022年度
排出量
(t-CO2e
算定方法
Cat.1 購入した製品・サービス 204,865 ツムラグループが国内で販売した製品の原料及び包装資材等の購入金額に排出原単位を乗じて算定。※3
Cat.2 資本財 13,050 有形固定資産等の取得額に排出原単位を乗じて算定。※3
Cat.3 Scope 1、2に含まれないエネルギー活動 21,347 燃料や電力、蒸気の購入量にエネルギー種別の排出原単位を乗じて算定。※3
Cat.4 輸送、配送(上流) 3,732 原料及び製品等の輸送量に輸送距離と輸送手段別の排出係数を乗じて算定。※3
Cat.5 事業から出る廃棄物 4,391 報告対象組織の廃棄物排出量に種類別の排出原単位を乗じて算定。※3
Cat.6 出張 640 従業員数に排出原単位を乗じて算定。※3
Cat.7 雇用者の通勤 1,599 勤務地別の従業員数及び勤務日数に排出原単位を乗じて算定。※3
Cat.8 リース資産(上流) 非該当
Cat.9 輸送、配送(下流) 1,369 主要医薬品卸が公表している車両燃料使用量に由来するCO2排出量に、主要医薬品卸の仕入実績に含まれる当社の販売実績の割合を乗じて算定。※4
Cat.10 販売した製品の加工 非該当
Cat.11 販売した製品の使用 非該当
Cat.12 販売した製品の廃棄 2,667 ツムラグループが国内で販売した製品の包装資材の重量に種類別の排出原単位を乗じて算定。※3
Cat.13 リース資産(下流) 447 賃貸している建物の延床面積に排出原単位を乗じて算定。※3
Cat.14 フランチャイズ 非該当
Cat.15 投資 非該当
合計 254,107  

1 環境省「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル(Ver4.9)」を参照し算定しています。

2 GHGプロトコル「企業のバリューチェーン(スコープ3)算定と報告スタンダード」及び「スコープ3排出量の算定技術ガイダンス」に則って算定しています。【活動量(購買金額や使用原材料等の重量)×排出原単位】

3 排出原単位(係数)は環境省「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver3.3)」または「IDEA v2」を使用しています。

4 2022年度は「主要卸売業者4社の燃料使用量データ(2020年度分)等から、仕入れ額に対する輸送に使われた車両燃料のt-CO2を推定し、その値を用いてツムラ製品を扱う卸売業者における輸送由来のCO2排出量起源の車両燃料のt-CO2を算定しました。

■算定対象事業所は当社事業所、関連会社、サプライヤー。(日本・中国・ラオスの捕捉可能な対象範囲)

■算定対象期間:日本:2022年4月~2023年3月 中国・ラオス:2022年1月~2022年12月

■第三者検証:
Scope1、2に関しては2009年から継続して認証機関による検証を毎年受けています。
Scope3に関しましては2020年度分から該当する全ての取り組みやすいカテゴリの排出量からを算定開始し、認証機関による検証を受けました。

■算定データの数値:各項目のデータ数値は、単位未満を四捨五入しているため、内訳の計と合計が一致しない場合があります。

Scope別排出量の割合

スコープカテゴリの割合

事業所別 温室効果ガス排出量の推移★(t-CO2

事業所名 2018 2019 2020 2021 2022
本社 477 466 320 304 344
静岡工場 19,371 19,095 18,794 17,539 16,993
茨城工場 27,729 31,571 33,487 31,689 36,948
研究地区 3,801 3,556 3,539 3,259 3,918
石岡センター 2,817 2,524 2,831 3,197 4,403
支店・営業所 2,835 2,602 1,900 2,201 2,330
ツムラ単体合計 57,030 59,814 60,872 58,189 64,935
ロジテムツムラ 1,189 1,056 986 932 872
夕張ツムラ 1,134 1,055 1,120 1,082 1,151
深圳津村 5,504 6,536 6,359 6,672 3,563
上海津村 22,239 26,862 26,134 28,353 22,651
天津津村 10,974
盛実百草 3,287
ラオツムラ 965 1,097 1,016 1,341 1,096
総合計 88,062 96,420 96,487 96,570 108,530

掲載対象:Scope1およびScope2のみとなります。

「地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)」の「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」算定マニュアルに基づいて算出しています。

購入電力由来の排出量は、環境省・経済産業省の公表する各電力会社提供の排出係数を使用しています。

2022年以降、中国に所在する工場については、中国政府が発表する全国グリッド平均排出係数係数を適用し排出量を算出することとしました。

2022年度から天津津村、盛実百草の排出量を算出しています。

エネルギー使用量

エネルギー使用量と原単位

地域 単位 2018 2019 2020 2021 2022
日本 TJ 1,180 1,239 1,293 1,292 1,442
中国 TJ 388 375 368 388 601
ラオス TJ 17 21 19 23 20
合計 TJ 1,586 1,635 1,680 1,703 2,063
原単位(顆粒生産量) TJ/t 0.15 0.15 0.15 0.15 0.16
顆粒生産量 t 10,824 10,800 11,292 10,996 12,572
売上高 百万円 120,906 123,248 116,413 129,546 140,043
エネルギー使用量と推移

種類別エネルギー使用量★ (GJ)

エネルギー種別 2018 2019 2020 2021 2022
購入電力 835,548 795,897 823,779 831,494 1,116,818
外部から供給された蒸気 144,603 140,915 131,870 142,801 122,964
都市ガス 538,511 633,497 669,179 664,551 758,658
LPG 701 736 668 647 595
A重油 610 790 735 790 899
C重油 11,229 12,340 11,313 15,905 12,386
ガソリン 37,540 34,723 25,037 29,171 31,876
軽油 10,709 10,447 10,304 8,946 8,772
灯油 6,120 5,579 6,861 8,605 10,242
合計 1,585,572 1,634,923 1,679,746 1,702,908 2,063,162

事業所別エネルギー使用量★ (GJ)

事業所名 2018 2019 2020 2021 2022
本社 9,303 9,207 6,596 6,287 6,619
静岡工場 387,755 387,821 402,743 391,840 417,091
茨城工場 561,217 635,132 678,255 675,469 771,232
研究地区 78,354 74,298 75,408 77,419 79,590
石岡センター 59,102 53,809 62,179 67,541 92,938
支店・営業所 44,853 41,834 31,339 35,696 37,104
ツムラ単体合計 1,140,585 1,202,101 1,256,520 1,254,253 1,404,574
ロジテムツムラ 21,673 19,402 18,870 17,722 16,684
夕張ツムラ 17,889 17,509 17,984 19,641 20,418
深圳津村 69,823 68,844 66,975 68,442 60,641
上海津村 318,343 306,223 300,687 319,422 283,481
天津津村 200,693
盛実百草 56,530
ラオツムラ 17,223 20,747 18,694 23,429 19,721
総合計 1,585,536 1,634,827 1,679,729 1,702,908 2,062,743

省エネルギー法に基づき、購入電力は国内生産拠点のみ昼夜別の係数(昼9.97MJ/kwh、夜9.28MJ/kwh)を使用しています。

他の国内および海外拠点の購入電力係数は9.76MJ/kwhを使用しています。

2022年度から天津津村、盛実百草の使用量データを算出しています。

都市ガスの発熱量換算係数は日本は各供給会社の係数、海外は44.8 MJ/ Nm3を使用しています。

その他の単位発熱量は、原則、省エネ法施行規則の係数を使用しています。

水資源の保護

水リスクとツムラの取り組み

水資源の変化は、原料生薬の生育条件・収量の変化、生薬価格の高騰、原料生薬や医療用漢方製剤の品質への影響など、原料生薬栽培から調達までのサプライチェーン全体に影響を与えます。
また、医療用漢方製剤の製造工程では、大量の水資源を必要とします。国内の生産拠点では、主に地下水を取水していますが、水資源の変化は、製剤の安定した供給に影響を与えます。
ツムラグループでは漢方バリューチェーンの強化により水資源リスクの緩和を目指しています。

水使用量(取水量)と原単位

地域 単位 2018 2019 2020 2021 2022
日本 t 1,148,888 1,317,830 1,308,907 1,306,192 1,484,871
中国 t 413,294 385,262 378,708 385,917 565,008
ラオス t 8,878 15,569 18,930 11,691 15,067
合計 t 1,571,060 1,718,661 1,706,545 1,703,800 2,064,946
原単位(顆粒生産量) t/t 149.90 145.14 159.14 151.13 164.25
顆粒生産量 t 10,275 10,824 10,800 11,292 12,572
売上高 百万円 117,879 120,906 123,248 116,413 140,043

ラオスは2018年から取水量の集計を開始しました。

水使用量の推移

排水量(t) ★

地域 2018 2019 2020 2021 2022
日本 945,472 1,114,927 1,111,786 1,097,963 1,190,784
中国 414,182 386,306 352,381 366,512 528,309
ラオス 8,878 15,569 18,930 11,691 15,067
合計 1,368,532 1,516,802 1,483,097 1,476,166 1,734,160
取水量と排水量の推移

水の再利用率 ★

静岡・茨城両工場、上海津村では漢方エキス抽出液の濃縮工程において冷却水を回収し再利用するなど水資源の有効活用に取り組んでいます。

事業所名 2018 2019 2020 2021 2022
静岡工場 56.7% 56.4% 57.7% 56.7% 56.1%
茨城工場 55.4% 53.2% 54.9% 50.3% 52.3%
上海津村 59.5% 63.6% 78.6% 60.2% 60.0%

事業所別 取水先別 水使用量(取水量)(t) ★

事業所名 取水先 2018 2019 2020 2021 2022
本社 河川水
上水 3,018 3,203 1,050 885 750
工業用水 0 0 0 0 0
地下水 0 0 0 0 0
静岡工場 河川水
上水 8,754 8,300 9,939 8,957 9,941
工業用水 0 0 0 0 0
地下水 459,251 461,424 439,177 441,014 487,127
茨城工場 河川水
上水 38,205 62,173 75,436 98,955 177,735
工業用水 0 0 0 0 0
地下水 611,047 754,374 751,509 724,298 773,444
研究地区 河川水
上水 19,579 18,993 19,941 20,585 22,956
工業用水 0 0 0 0 0
地下水 0 0 0 0 0
石岡センター 河川水
上水 6,057 6,197 8,943 8,778 7,889
工業用水 0 0 0 0 0
地下水 0 0 0 0 0
支店・営業所 河川水
上水
工業用水
地下水
ロジテムツムラ 河川水
上水 2,102 1,972 1,781 1,544 2,194
工業用水 0 0 0 0 0
地下水 0 0 0 0 0
夕張ツムラ 河川水 1,644
上水 875 1,196 1,132 1,176 1,029
工業用水 0 0 0 0 0
地下水 0 0 0 0 162
国内合計 河川水 1,644
上水 78,590 102,033 118,222 140,880 222,494
工業用水 0 0 0 0 0
地下水 1,070,298 1,215,798 1,190,686 1,165,312 1,260,733
深圳津村 河川水
上水 0 0 0 0 0
工業用水 26,008 22,948 20,123 22,527 14,264
地下水 0 0 0 0 0
上海津村 河川水
上水 0 0 0 0 0
工業用水 387,286 362,314 358,585 363,390 359,111
地下水 0 0 0 0 0
天津津村 河川水
上水 152,908
工業用水 0
地下水 0
盛実百草 河川水
上水 38,725
工業用水 0
地下水 0
中国合計 河川水
上水 0 0 0 0 191,633
工業用水 413,294 385,262 378,708 385,917 373,375
地下水 0 0 0 0 0
ラオツムラ 河川水
上水 0 0 0 0 0
工業用水 0 0 0 0 0
地下水 8,878 15,569 18,930 11,691 15,067
総合計 河川水 1,644
上水 78,590 102,033 118,222 140,880 414,127
工業用水 413,294 385,262 378,708 385,917 373,375
地下水 1,079,176 1,231,367 1,209,616 1,177,003 1,275,800

2022年度から天津津村、盛実百草を集計対象に加えています。

水質汚濁物質排出量 (t)

生産拠点では、水質汚濁の防止のために、国内および現地の関連法規制を遵守するだけでなく、厳しい自主基準値を設定し管理を行っています。

事業所 2018 2019 2020 2021 2022
静岡工場 COD 1.93 1.76 1.89 1.84 1.98
窒素 0.00 0.00 0.00 0.00 0.94
リン 0.00 0.00 0.00 0.00 0.07
茨城工場
(研究地区含む)
COD 3.13 3.73 3.64 3.63 3.73
窒素 0.90 1.26 0.92 0.77 0.78
リン 0.03 0.11 0.10 0.10 0.06
上海津村 COD 47.43 56.75 32.16 26.72 0.00
窒素 0.55 0.88 0.38 0.17 0.00
リン 0.00 0.00 0.00 0.03 0.00
天津津村 COD 4.49
窒素 0.71
リン 0.06
合計 COD 52.49 62.23 37.69 32.19 10.20
窒素 1.45 2.13 1.29 0.94 2.43
リン 0.03 0.11 0.10 0.13 0.19

2022年度分から水質汚濁物質排出量の集計対象範囲に天津津村を加えています。

把握対象とする排水および水質汚濁物質

  • 水質汚濁防止法、条例又は地域協定等により測定義務が課せられている公共用水域への排水に係る水質汚濁負荷量(COD,窒素、リン)
  • 下水道又は事業所外の排水処理場へ排出している排水の水質汚濁負荷量(COD,窒素、リン)については把握対象から除外しています。

廃棄物の削減と再資源化

ツムラの取り組み

廃棄物発生量の増加を抑制するために、リデュースやリユースを積極的に行い、廃棄物絶対量の削減に取り組んでいます。
ツムラグループで発生する産業廃棄物のうちほとんどは、漢方製剤のエキス製造過程で抽出した残りカスである生薬残さです。
生薬残さを廃棄物ではなく有用な資源として取引することで、廃棄物の大幅な削減につながっています。
また排出される廃棄物については、再資源化するなど資源循環の仕組み作りを進めています。

廃棄物排出量と原単位

地域 単位 2018 2019 2020 2021 2022
日本 t 11,545 20,732 20,478 22,998 28,271
中国 t 11,291 11,938 11,191 11,458 9,815
合計 t 22,836 32,669 31,669 34,456 38,086
原単位(顆粒生産量) t/t 2.11 3.03 2.80 3.13 3.03
顆粒生産量 t 10,824 10,800 11,292 10,996 12,572
売上高 百万円 120,906 123,248 116,413 129,546 140,043

ラオスは2019年から集計を開始しています。(有価物のみ)

2022年度 産業廃棄物の内訳 ★

取水量と排水量の推移

事業所別廃棄物総排出量・最終処分量(t)・ 再資源化率 ★

事業所 2018 2019 2020 2021 2022
本社 廃棄物総排出量 59 57 45 27 43
最終処分量 0 0 0 0 0
再資源化率 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
静岡工場 廃棄物総排出量 6,259 7,659 6,675 9,154 9,849
最終処分量 1 1 3 12 10
再資源化率 99.8% 99.9% 99.8% 99.9% 99.9%
茨城工場 廃棄物総排出量 4,655 12,421 13,116 13,013 17,729
最終処分量 1 2 1 13 13
再資源化率 99.7% 99.9% 99.9% 99.9% 99.9%
研究地区 廃棄物総排出量 184 151 156 199 145
最終処分量 1 0 0 3 3
再資源化率 96.8% 97.5% 98.0% 98.4% 97.7%
石岡センター 廃棄物総排出量 152 216 236 240 223
最終処分量 0 0 0 0 0
再資源化率 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
支店・営業所 廃棄物総排出量 10 8 8 9 11
最終処分量 0 0 0 0 0
再資源化率 100.0% 99.8% 99.4% 99.3% 98.7%
ツムラ単体合計 廃棄物総排出量 11,319 20,513 20,236 22,641 28,000
最終処分量 2 2 5 28 27
再資源化率 99.7% 99.9% 99.9% 99.9% 99.9%
ロジテムツムラ 廃棄物総排出量 35 20 19 23 13
最終処分量 0 0 0 0 1
再資源化率 99.6% 98.7% 98.6% 100.0% 90.5%
夕張ツムラ 廃棄物総排出量 191 199 223 334 258
最終処分量 3 4 9 8 3
再資源化率 98.5% 95.3% 93.0% 97.6% 98.9%
深圳津村 廃棄物総排出量 560 1,414 317 161 154
最終処分量 28 29 29 0 0
再資源化率 75.3% 89.6% 54.4% 100.0% 100.0%
上海津村 廃棄物総排出量 10,731 10,524 10,874 11,296 9,404
最終処分量 1 9 20 0 0
再資源化率 100.0% 99.9% 99.0% 100.0% 100.0%
天津津村 廃棄物総排出量 187
最終処分量 21
再資源化率 88.7%
盛実百草 廃棄物総排出量 70
最終処分量 0
再資源化率 100.0%
ラオツムラ 廃棄物総排出量 0 0 0 0 0
最終処分量 0 0 0 0 0
再資源化率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
総合計 廃棄物総排出量 22,836 32,669 31,669 34,456 38,086
最終処分量 34 45 63 36 52
再資源化率 99.2% 99.4% 99.0% 99.9% 99.9%

廃棄物には産業廃棄物(特別管理産業廃棄物を含む)のほか、一般廃棄物も含みます。

再資源化率=再資源化量/廃棄物総排出量×100

2022年度から天津津村、盛実百草を集計対象に加えています。

廃棄物総排出量と再資源化率の推移 ★

廃棄物総排出量と再資源化率の推移

化学物質管理

ツムラの取り組み

化学物質の使用量の把握、代替化をすすめています。その結果、PRTR制度(化学物質排出移動量届出制度)の対象物質は、アセトニトリル、塩化第二鉄、キシレン、1,2,4-トリメチルベンゼン、メチルナフタレン、クロロホルム、ノルマル-ヘキサンとなりました。アセトニトリルは原料生薬から製品に至るまでの品質試験における溶媒として使用しています。また、塩化第二鉄は排水処理施設で凝集剤として使用しています。
化学物質(PRTR制度届出対象物質)

2022年度 PRTR制度届出対象物質の排出量・移動量 (t)

化学物質名 取扱量 排出量 移動量
大気 公共用水域 土壌 埋立処分 下水道 当該事業所外
茨城工場

研究地区
アセトニトリル 2.6 0 0 0 0 0 2.6
塩化第二鉄 93.4 0 0 0 0 0 0.0
キシレン 0.2 0 0 0 0 0 0.2
1,2,4-トリメチルベンゼン 0.2 0 0 0 0 0 0.2
メチルナフタレン 0.3 0 0 0 0 0 0.3
クロロホルム 0.6 0 0 0 0 0 0.6
ノルマル-ヘキサン 0.8 0 0 0 0 0 0.8
静岡工場 アセトニトリル 0.7 0 0 0 0 0 0.7
石岡センター アセトニトリル 0.4 0 0 0 0 0 0.4
上海津村 アセトニトリル 0.1 0 0 0 0 0 0.1
深圳津村 アセトニトリル 0.9 0 0 0 0 0 0.9
天津津村 アセトニトリル 0.1 0 0 0 0 0 0.1
盛実百草 アセトニトリル 0.4 0 0 0 0 0 0.4

2022年度から天津津村、盛実百草を集計対象に加えています。

クロロホルムは茨城工場・研究地区のうち研究地区のみ。

ノルマル-ヘキサンは茨城工場・研究地区のうち研究地区のみ。

(参考)2021年度 PRTR制度届出対象物質の排出量・移動量 (t)

化学物質名 取扱量 排出量 移動量
大気 公共用水域 土壌 埋立処分 下水道 当該事業所外
茨城工場

研究地区
アセトニトリル 1.8 0 0 0 0 0 1.8
塩化第二鉄 202.1 0 0 0 0 0 0.0
キレシン 0.2 0 0 0 0 0 0.2
1,2,4-トリメチルベンゼン 0.2 0 0 0 0 0 0.2
メチルナフタレン 0.2 0 0 0 0 0 0.2
クロロホルム 0.5 0 0 0 0 0 0.5
ノルマル-ヘキサン 0.2 0 0 0 0 0 0.2
静岡工場 アセトニトリル 0.7 0 0 0 0 0 0.7
石岡センター アセトニトリル 0.4 0 0 0 0 0 0.4
上海津村 アセトニトリル 0.2 0 0 0 0 0 0.2
深圳津村 アセトニトリル 0.8 0 0 0 0 0 0.8

大気汚染防止

ツムラの取り組み

生産拠点では、大気汚染の防止のために、関連法規制を遵守するだけでなく、厳しい自主基準値を設定し、それに基づく管理を行っています。

大気汚染物質排出量 (t)

対象物質 事業所名 2018 2019 2020 2021 2022
NOX ツムラ 16.37 17.09 24.79 11.98 6.44

2021年度集計分から車輌由来のNOx排出量は含みません。

SOX ツムラ 0.00 0.00 0.00 14.34 0.00
ばいじん ツムラ 0.07 0.08 0.12 0.10 0.06

SOxについては2021年度集計分から集計方法を変更しました。

第三者検証報告書

ツムラグループの環境パフォーマンスデータに関して、算出・集計方法の合理性と正確性について、独立した立場から意見をいただくため日本化学キューエイ株式会社による第三者検証を受けました。

第三者検証の概要

検証対象

スコープ1および2:各種燃料の使用量および温室効果ガス排出量(一部「その他ガス」を含む)

スコープ3:GHGプロトコルが定める15のカテゴリのうち、該当するすべてのツムラグループの事業活動からの排出量

水使用量(取水量)、排水量、再利用率

廃棄物排出量、有価物量、再資源化率

検証事業所

■上記検証対象事項が該当する当社事業所、連結子会社、関係会社

第三者検証報告書

①スコープ1,2および3の一部のカテゴリ

2022年第三者検証報告書

②スコープ3の該当するすべてのカテゴリ

2022年第三者検証報告書

第三者検証報告書